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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~

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「バイオ」と名のつく洗浄剤について

世の中に「バイオ」と名のつく洗浄剤が増えるにつれ、「バイオ洗浄剤って何?」「創研の洗浄剤と他社のバイオ洗浄剤の違いは?」というご質問をよくいただくようになりました。

昨年12月に、ブログ「一般市場における「バイオ洗浄」に対する見解」にも書きましたが、あらためてまとめてみました。

一般的に市販されている「バイオ洗浄剤」または「バイオ洗浄工事」は、
①どのような種類の微生物が洗浄剤中にどれだけの濃度で混和され保存されているか。
②その
微生物は、どのような条件下において増殖し、どのような働きがあるか。

③その微生物の安全性と効果のエビデンスは示されているか。
などを調査して使用するか否かを決定するべきであると考えます。

バイオという英語は「微生物」のことを指していると考えるのが一般的ですから、「バイオ洗浄剤」と言えば、微生物の活性により汚れ(有機物)やカビ、細菌などを除去(除菌 *1)するのではないかと考えるのが普通です。
*1 除菌=対象物からろ過又は洗浄によって微生物を除去すること」(JIS K8008の定義)
     法的規制はありません。

経済産業省・環境省告示第号「微生物によるバイオレメディエーション利用指針」によれば、バイオテクノロジーを活用するとはバイオレメディエーション(環境改善)のことを指していると考えられます。

つまり、有用微生物がある条件下において生存、活性化(増殖)し、不要な汚れ(有機物)やカビ、細菌などを分解消滅させ最終的に二酸化炭素と水になり、無害化することをいっています。

しかし、市販されている「バイオ洗浄剤」には有用微生物は混和されていないものが多いと思われます。

市販品の物性表示には、弱酸、弱アルカリ、中性、植物性と表記されていますが、要は化学合成界面活性剤(石けん以外の一般的な洗剤)です。
化学合成界面活性剤は人工的につくられたもので農薬と大差なく、ほとんど分解(消滅)されることなく残留します。

その結果、土壌汚染、水質汚染を起こし、最終的に食物連鎖として人間の口から体内に取り込まれ、さまざまな健康障害が生起していることは事実として周知されています。


弊社は、「抗カビ剤の製造方法及びその工法」の特許を取得しております。

「微生物は微生物によってコントロールされる」という考えに基づくものです。微生物の活性によって汚れを落とし有害細菌を除去するためには、現場経験から生まれたノウハウが必要です。

バイオテクノロジーによるバイオレメディエーション(環境改善)は、その現場の状況にあった生物学的・化学的な判断を基に施工されなければなりません。
極めてレベルの高い工法といえるのではないかと考えております


弊社の洗浄剤と工法は、化学合成界面活性剤を使用しません。
環境を安全に保全し、建物の寿命を延ばす工法をご提案するべく努力しております。

※ちなみに、「バイオ」と書かれている洗浄剤に微生物が含まれているかどうかを識別する方法はあります。


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ウイルスは常に変化し続けています

報道によれば、世界の新型コロナウイルスの感染者が
6月22日現在で896万人、死者が46万人(米ジョンズ・ホプキンス大学集計)を超えたそうです。

私は、ウイルスはどんな生物なのか?を知りたいと思います。
ウイルスは「死ぬことはありません」。
そして栄養も摂らず、排泄もせず、呼吸もしないけれど、一旦、
人の細胞に入り込むと異常なほど繁殖し人から人へ感染していきます。

私たち人間は、ウイルスをやっつけるためにワクチンというものをつくり出します。
しかし、インフルエンザウイルスのように刻々と姿を変え、
毎年新しい型のウイルスになるため、私たちは毎年予防注射を受けています。

ウイルスにとって
東京やその近郊のように人口が密集しているのは、とても都合の良い環境です。

ウイルスは簡単に自分自身を変化させます。
コロナウイルスは昔から存在していますが、
今回、「新型コロナウイルス」に変化してしまいました。

なぜ変化したのでしょう?

それについては、現在、世界中の誰も答えることはできません。
私見ですが、私は、人間が地球の環境を汚してしまったことが原因だと考えています。

これから数年先に、劇的に地球環境が改善するとは思いません。
しかし、努力を怠ってはなりません。

これから新型コロナウイルスの特効薬や画期的なワクチンができても
手放しで喜ぶことはできません。

新型コロナウイルスに対する免疫が人間に徐々にでき
新型コロナウイルスが一般的な風邪ウイルスになるまで
今の状況は続くでしょう。

私たちは感染しないように、長い間、注意をし続けなくてはなりません。



新型コロナウイルスへの対応について思うこと

新型コロナウイルスの感染拡大の予防方法は、基本的には誤っていないように思います。

しかし、アラートとかwithコロナなどと言われても
私たちには、何をどう理解し、どのような行動をとれば良いのか判断が難しく
できれば数字で明示していただきたいと思います。

各業界もさまざまな対応をしているようですが
どの対策が効果的でどの対策が不十分なのか、皆目見当がつきません。

コロナの専門家といわれる方々がテレビに出演し、それぞれ発言されていますが
言語明瞭ながら意味不明なことばかりで、私たちにはよくわかりません。

新型コロナウイルスについては、本当は誰も何もわかっていないというのが正解だと思います。
さまざまな自粛やお願いをしてもそれについてしっかりした科学的根拠がないのは
そのためでしょう。
要は、これまでの感染症の対策を応用して統計学的な推理をして
様々なことを言っているだけで、明確な根拠はないのだと思います。

毎年、発症するインフルエンザはこれほどの騒ぎにはなりません。
でも、今回の新型コロナウイルスの騒ぎは
アラートとかwithコロナなどさまざまな意味不明な言葉が出て不安を増しています。

インフルエンザ感染も新型コロナウイルス感染も人から人への感染であるということ以外
今の段階で明言できることはありません。
このことを私たちに知らせてくれれば良いのです。
曖昧で意味不明な言葉で混乱させてはいけないと思います。


新型コロナウィルスにどう立ち向かうか?-微生物は微生物によって制される

新型コロナウィルスの拡大が続いていますが
日本でも外国でも、そろそろ終息を迎える段階と報じられています。
しかし、ウィルスという微生物は半年や1年で終息して
これまでの生活を取り戻せることはほとんどないように思えます。

人類はこれまで、歴史上幾度となくウィルスと戦ってきました。
その中で抗体を持つことができた人類の子孫が私たちです。
つまりウィルスは
人類との戦いにおいて人類とともに生存していくものと考えるのが普通です。

ウィルスによって、人は職を失ったり、命を失ったりして
とても苦しい思いをした歴史を繰り返してきましたが
今回の新型のウィルスの出現で改めて
忘れかけていた微生物(ウィルスなど)の恐怖を知りました。

政治的、医学的にウィルスを消滅させることはできないことを
私たちは歴史から学んでいます。

ヒトと細菌(ウィルスも含む)の生存競争が、今、また新たに始まっています。
いわゆる「細菌の逆襲」が始まったということです。

ウィルスなどの細菌は、自然に発生しません。
すべての生物(ウィルスも)は、生物より生じます。
ウィルスは、人間や動物などの生物との関わりの中で発生し、人間に襲いかかってきます。
すなわち人間や動物などの生物の営みによって発生し、拡散して人の命を奪います。

ウィルスも微生物です。
「微生物は微生物によって制される」というのは、私が信じている理論です。

IMG_0003.png私は、有用な微生物は
自然を美しくよみがえらせる力を持ち
人類の健康を保全していると考えています。

人類は化学的な物質で自然を壊し
地球環境を悪化させ続けています。

荒廃した地球を考える時、自然、つまり
微生物と共有する安全な環境をとり戻す努力なくしては、病原菌との戦いにおいて終息や共生はありません。

化学的な「殺菌消毒剤」を撒き散らし続けても
コロナウィルスは死滅せず生き続けています。


さて、皆さんはコロナウィルス対策にどのように立ち向かわれますか?





<新型コロナウィルス対策>市販されている製品のメカニズムと効果は?

弊社の契約会社の皆さんは
ネットで新型コロナウィルス関連記事を熱心に読まれているようで
新型コロナウィルス対策のための他社製品の情報とともに
・その内容は正しいのか?
・その効果は?
・SOKEN製品にその成分は含まれているか?
などなど、ご質問をいただきます。

ネットでは、新型コロナウィルス対策として
①電解水(医者も勧めています)=次亜塩素酸水
②グレープフルーツの種子(脂肪酸フラボノイド)の除菌剤
③厚生労働省が指定している次亜塩素酸ナトリウム
などさまざまなものが紹介されています。


いずれも一長一短あると思いますが
①電解水
②脂肪酸フラボノイド
は、界面活性剤(洗剤)を添加したり、有機物(汚れ)と混ざると、
殺菌力は極端に低下、または消滅します。

さまざまな大学や試験場で行われている検査(定測試験)は実験室内で行われています。
すなわち有機物(汚れ)が付着しない状態で行われていますので
実際とは違うものがあります。

007.png















牡丹

新型コロナウィルスについてのご質問が多数寄せられています

弊社の契約会社の方を中心に
新型コロナウィルスの件で何件もお問い合わせをいただいております。

現在、細菌用防護服など消耗品が全くありませんので
陽性の方への対応はできない状況です。

契約会社様には「新型コロナウィルス対策 ~一般的予防のための方法~」をご案内しているところです。

弊社には抗菌剤「HM-3,000」と新製品「SOKEN殺菌消毒剤」の用意があります。

「HM-3,000」は有用微生物から抽出した抗生物質で
真菌、細菌、ウィルスに対する抗菌剤です。


「HM-3,000」の抗菌剤としてのメカニズムは?

ウィルスは細菌の中に潜り込んで、バクテリオファージをつくり出します。

バクテリオファージとは
形態、DNA、RNA、溶解性、毒性の違い、形式導入の有無、増殖過程、宿主細菌などの異なる、
極めて多様な集団です。
いわゆる耐性菌のかたまりです。

これを阻止できるのが、HM-3,000です。

細胞膜は貫通する穴があることで、イオンの通り道になっています。
実は、この穴は単なる穴ではなくて
真似しようとしても人工的には絶対に
つくることができない「高効率のフィルター」です。

例えば、1分子のカリウムイオンチャンネルは
カリウムイオンを1秒間に
1,000万個以上のスピードで通すことができますが
カリウムイオンよりほんの少しだけ小さ
なナトリウムイオはほとんど通さないという
イオン選択性が細胞膜にはあり
そのおかげで細胞内外のイオンバランスが維持され
時にはこの穴が開閉することで様々な情報伝達信号がつくられています。

HM-3,000は、高効率のフィルターを通過して
イオンの穴から細胞内にものすごいスピードで分子レベルで入り込むことができます。

HM-3,000がイオンの通り道から侵入することができると、細胞内外のイオンバランスが崩れます。

細胞内はほとんど水分子を必要としないのですが
細胞にとっては、とてつもない水分子が流入し
細胞が内部から破裂(破壊ではありません)し、死滅します。

ウィルスは寄生して相手の健康を害することで活性し、増殖します。

なぜHM-3,000がウィルスに効果があるかというと
バクテリオファージになった細菌細胞を内から破裂させて死滅させるから
です。

また微生物由来の抗菌剤なので、耐性菌ができにくいこと、
抗菌効果が極めて長期にわたって持続することも大きな特長です。

(抗菌効果とは細菌、ウィルス等の増殖割合が100分の1以下に抑止されていること)



 「SOKEN殺菌消毒剤」とは?

厚生労働省推奨第Ⅱ類医薬品の次亜塩素酸ナトリウムと微生物由来の抗菌剤HM-3,000」を混合した殺菌消毒剤です。

「SOKEN殺菌消毒剤」で清拭することで、新型コロナウィルスの殺菌消毒効果があります。
HM-3,000を含んでいるので、耐性菌ができにくく
抗菌効果が極めて長期にわたって持続します。

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アイリスとジャーマンアイリス

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