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最近のエントリー
HOME > SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~
SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~
年末のけじめとしてブログを書きます
この1年も相変わらずカビ、細菌、汚れ、悪臭との格闘の日々でした。
お客様のご要望は非常に困難なものであったり、未経験なものであったりして、私はできる限り文献を読みあさって思考し、テストをし、成果の有無を確認する。そして科学的な裏付けをするという作業の連続で、1年を思い返せば「あっ」と言う間もなく過ぎてしまいました。
私は学者ではなく評論家でもありません。
「お客様のご要望」に対処し、完遂しなければ一円にもならない実務家です。
日々の実務の中で学ぶことは、非常に多くあります。
そこから新しいものを発見し技術として確立することで、今年は2件の特許申請をしました。
これまで誰も考えなかったり、誰も作ったことのないものをつくり、達成した時の満足感や充実感は、疲労感と共に身体中に満ち満ちてきます。
微生物の世界は、まだまだ未開発の分野です。
微生物が私たちの世界を大きく発展させてくれる可能性を秘めていることは事実です。
山、海、河、湖、土壌、そして人間も微生物の変化と無関係で生きてはいけません。
来年もまた微生物と共に頑張っていきます。
バイオクリネスシステムズの探求をさらに続けて参ります。
今年も創研をお引立ていただいた皆様に心からの感謝とお礼を申し上げます。
来る2015年が、皆様にとって穏やかで実り多い年になることをご祈念申し上げます。
(創研) 2014年12月25日 14:31
白みかげ石がキレイに復元されました -㈱アサヒプランニング様ー
今年も12月に入り、皆様もさぞかし忙しい日々を過ごされていることと思います。
私は先日、軽井沢に行ってきましたが(ちなみに仕事です)、雪が降っていて寒さがひときわ身に染みました。
過日、ライセンス契約会社の㈱アサヒプランニング(広島県福山市)の小田社長が、同社で施工したバイオ洗浄による白みかげ石の復元クリーニングの写真をメールしてくださいました。
本当に見事に美しく復元しています。
施工前
施工後
施工前
施工後
創研のバイオ技術による復元クリーニングは、古くなって汚れが蓄積した天然石でも美しく復元することができます。
バイオ(有用微生物)の活性で、天然石の奥深くに浸透したサビ(茶色)や汚れ、カビ汚れを除去するからです。
汚れ(汚染)は、細菌と真菌(カビ)が原因となり徐々に内部に浸透し次第にひどい汚れとなって蓄積していきます。真菌(カビ)は、あらゆる物を破壊します。
私たちは「カビを生やさない」ための具体的な施工技術と処方箋(洗浄剤と抗菌剤)を持っています。
一般的なカビ取りに使われる化学物質(塩素系、アルコール、ホルム系など)を使用することなく、微生物由来の抗菌活性物質を使用します。
すでに特許申請済みです。
特別なものに発生したカビや汚れでお困りであれば、ぜひご一報ください。
(創研) 2014年12月18日 15:33
おそうじを㎜(ミリメートル)単位で考えるか、μm(マイクロメートル)単位で考えるか
建築の製図の寸法は、㎜単位で書かれています。
1.000と書いてあれば1㎝という具合です。
製図に記入された寸法を㎜単位で製造しなければなりません。
さて、お掃除の世界を考える時に、どのサイズで清潔・不潔の区別をするのでしょうか?
精密な洗浄は、㎛(マイクロメートル)=1㎜の1,000分の1サイズで汚物を検査しなければどこかに支障が出ます。
「おそうじ」は目に見える汚れを取るレベルで良いのでしょうか?
「おそうじ」と「洗浄科学」の違いは何なのでしょうか?
どうやら区別して考えるのが良いようです。
レンジフードやガラスなどの汚れは「目に見える汚れが落ちればOK」→これをおそうじ、またはハウスクリーニングといいます。
微生物の世界、カビや悪臭を除去したり抑止したりするのは、「おそうじ」ではなく、μm単位で考える「洗浄の科学」です。
弊社は「Bio(バイオ)マイクロ洗浄」を目指しています。
(創研) 2014年12月11日 16:27
シルクのソファとウールカーペットにこぼれた赤ワインのシミがきれいに取れました
写真をご覧ください。
赤ワインがこぼれて、シルク製のソファとウールのカーペットにシミができてしまったところです。
赤ワインのシミは、取る方法(洗剤やブラシなど)を誤ってしまうと素地を傷めたり、永久汚れになってしまいます。
バイオテクノロジー(微生物の活性)を活用すれば、素地を傷めることなくきれいにシミをとり除くことができます。
<施工前>
■シルク製ソファ(白色系アイボリー、無地)に赤ワインのシミができてしまいました
■ウール混紡カーペットに赤ワインのシミができてしまいました
<施工後>
シルク製のソファもウールカーペットも、こんなにきれいに赤ワインのシミが取れました。
■使った洗浄剤と機器
・SBS(ライセンス契約店のみに販売)
・SOKEN201(ライセンス契約店のみに販売)
・リンサー(電動機器)
・綿タオル
・PH測定器/・水温測定器
・ウールタオル
・洗浄剤の希釈スポイト
(創研) 2014年10月23日 10:41
㈱あなぶきクリーンサービス様の若い力に感動しました
室内の壁、天井のクロスのバイオ洗浄技術をより実務的に知ってもらうため
①バイオの力
②洗浄科学と技能
を2日間にわたって行いました。
今回は現場の技術者だけでなく、営業を担当する方々も聴講してくださいました。
室内の環境の改善と美化、居住者の健康保全などの効果を、ユーザーの皆様にご理解いただけるようなプレゼンテーションのお役に立てれば何よりと思っております。
今後、大いに期待されるバイオビジネスの一端をお話出来たことに感謝するとともに、若い方々の輝く表情に感動した2日間でした。
さらに発展するバイオ洗浄をこれからも機会あるごとにお伝えできることを切に願いながら、今回の研修会を終えました。
【技士認定講座 1日目】
微生物の知識、洗浄科学、洗浄剤の説明、工法についてテキストにそってお話ししました。
技士ご希望の方9名、営業ご担当の方7名が熱心に聴いてくださいました。
【技士認定講座 2日目】
クロスクリーニングの作業手順に沿って、ポイント、注意事項をまじえながら実技を行いました。
【施工前の点検】
汚れ、破れ、シミの具合をまずチェックします。
皆さん「チェックシート」を片手に真剣な眼差しです。
【最終点検】
汚れ、変色等がないか仕上がり状況を確認します
~ 養生を外し、美観を整えて完了です ~
(創研) 2014年9月10日 14:31
日々の勉強が大切だと心しています
「ビニールクロスのバイオクリーニングをしました」→「きれいになりました」→「完了です」
おそうじはそれほど単純なものではありません。科学的なものです。
汚れたものを洗剤でゴシゴシこすれば、ひととおりきれいに見えます。
極端な話、お湯にタオルを浸してこすってもいくらかは汚れが落ちるものです。
なぜならお湯や水は界面活性力を持っていますから。
1.この汚れは何から発生したものか?
2.なぜ、この部分の汚れだけ落ちにくいのか?
3.なぜ、この汚れは取れて、この汚れは取れないのだろうか?
4.クリーニングで使った洗剤で室内の空気を汚染しないのだろうか?
5.使った洗剤が原因でアレルギー症状が出たり、ビニールクロスが黄色化、劣化しないのだろうか?
6.排水が環境に負荷をどれだけ与えるだろうか?
こうした素朴な疑問に対して、その場しのぎのデタラメなニセ科学ではなく、本当の科学でどのレベルまで答えられるか?―― 勉強のしがいがあるテーマです。
「おそうじ屋にそんなこと求めていないよ!」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、今やそういう方は少数派かもしれません。
今はネット社会です。あらゆる情報を知ることができる時代です。
但し、いい加減な話やニセ科学も山ほどあるのです。
ネット情報に頼るばかりでなく、エビデンスのある学習書などを読んで知ることはとても大切だと考えています。
私も勉強しなければなりません。
どの仕事でも同じだと思いますが、「この仕事で生きていく」ためにはコツコツと勉強する以外に途はないと思っています。
お客様にできる限り丁寧に説明をして、ご理解をいただき、評価していただけるように・・・。
(創研) 2014年9月 4日 16:46
騒然! 「デング熱感染症ウィルス」
デング熱の感染が最も蔓延しているのはアジアらしいのですが、中でも熱帯や亜熱帯地域に集中しています。
私は以前から「日本も東京から西は既に亜熱帯気候ですよ」と言ってきましたが、やはりそんな感じになってきました。
「蚊」とは何だ、ということから知りたいですね。
「蚊」を媒介して感染症が発生しますが、デング熱感染の中心となる「蚊」はネッタイシマカといわれるものらしく日本国内には棲息しているはずがなかったので、日本ではヒトスジシマカが感染症の原因らしいということになっています。
「蚊」というものは人間を死に至らしめる生物の第1位だそうです。
蚊はマラリアも媒介しますし、西ナイル熱、日本脳炎、黄熱も媒介し、これまで多くの人が亡くなりました。
「蚊」をなくすための研究は遺伝子レベルで行なわれています。
それなりの効果はあるようですが、まだまだ研究途上のようです。
ところで熱帯や亜熱帯の気候の特徴の一つは「蒸し暑い」ことです。
この「暑い」ということが一番のポイントだと私は考えています。
「寒い」所に蚊が湧き出たという話は聞きません。
蚊は水たまりの中で、卵が産まれ、幼虫(ボウフラ)となり、さなぎになって成虫になる生活環を持っているようです。
当然ながら卵から成虫になるまで餌を必要とします。
その餌は水たまりの中の微生物であると私は考えています。
レジオネラ菌や大腸菌などが餌になっているのではないでしょうか?
暖かい土地の水たまりは、腐りやすく悪臭を放つのは誰もが想像できるでしょう。
寒ければ悪臭を放つことはあまりありません。
近頃の東京に限らず、全国の水は腐りやすく蚊が繁殖しやすい環境になっているということだと思います。
(※水が腐る原因は細菌と高温です)
感染者は東京を筆頭に全国的に広がっています。
水や腐敗菌を多く含む土壌の根本的な汚染を改善しなければ「蚊」の被害は減少しないのではないでしょうか。
いずれ日本にも「ネッタイシマカ」が繁殖し、感染源になる可能性があります。
私はバイオレメディエーションによる水、土壌の改善を提案します。
感染症の発生の根本的な原因は「不衛生」なのです。
(創研) 2014年9月 2日 16:40
最近よく目にする「バイオ」という商品について思うこと
バイオという名の付いた製品の中には「そんなことがあるわけなかろう」「なぜこの製品がバイオなのか」というようなものが数多くありますね。
バイオとは英語でBioと書き、日本語では「生命」「生」を表す接頭語です。
バイオテクノロジーはバイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)を組み合わせた言葉で、生物そのもの、または生物の構成成分、機能発見と活用、応用などをいいます。
生物を工学的見地から研究し応用する技術というところでしょうか。
バイオレメディエーションという、生きた微生物を使って土壌や地下水の環境汚染の浄化を図る技術があります。
この技術に関して、経済産業省、環境省の両大臣から平成17年3月30日に告示第4号が出されています。
この技術に使われるのは「バイオもどき」ではなく正真正銘で氏素性がわかっている微生物でなければなりません。
告示には第1章から第6章まで利用指針が明記されています。
氏素性のわからない、または明示できない微生物は使用できません。
そして数年または数十年かけてモニタリングを実施しなければなりません。
そうした指針のもとで環境浄化の微生物が定められていますから、「バイオという名の商品」はエビデンス(科学的な証明)が正確でなければなりません。
そして万が一の時の制御方法もなければならないのです。
さて、あなたがお使いになっているバイオという名の商品の
「微生物の名前は同定(種の確定)し検証されていますか?」
「使われている微生物は安全ですか?」
「効果は本物ですか?(微生物そのものが分解能力を有していますか?)」
微生物の作用は万物に対して効果が証明されたものはひとつもありません。有害性も否定できません。
証明する方法は決して「個人的」であったり、「自己に有利なもの」であったり、「特別な団体側に立ったもの」であったり、「再現性のないもの」であったりしてはいけません。
人が食しても健康被害がないと言われる菌も存在しているのは事実ですが、それでも飲食の方法や飲食する人の健康状態や体質などで健康被害の出る恐れはあるのです。また何の効果もないものもあるでしょう。
「バイオ」という名前の商品をお使いになる時は、しっかりと確認する必要があります。
"何がバイオなのか"を・・・。
(創研) 2014年8月25日 17:32
カビと向き合って発見したこと
ご依頼をいただき、各地の温泉や大浴場のカビを除去する業務を続けていて、ある時「オヤ?!」と不思議な現象に気がつきました。
私は仕事上、男湯にも女湯にも出入りします。
そこでカビの種類、増殖の速度などを調べてみました。
そこに明らかな違いがあったのです。
男湯と女湯では、カビの種類も増殖条件も違っていたのです。
ブログでは詳しく説明することは難しいのですが、この調査研究を通じてカビの阻止とカビの除去の方法の一端が垣間見られた気がします。
「カビを除去する」という仕事はとても科学的であり、且つ困難です。
単に「カビ取り剤で『おそうじ』すればカビは取れる」「カビで人は死なない」とお考えのあなた!
とんでもない間違いを犯しています。
カビ取り剤でカビは取れません。そんな簡単なものではありません。カビで人は死にます。
この現実をどれだけの方が知っているでしょうか?
真菌症という疾患で多くの死者が出ているのです。
カビは人類よりズーッと以前からこの地球上に生棲しています。
カビから言わせると、人類は後からやって来た新参者に過ぎません。
カビの想像を絶する数と生命力は人類の比ではありません。
私たちヒトは、カビの実態をほんの少ししか知っていません。
ほとんど知らないと言ってもよいでしょう。
カビと日々向き合う私は、カビを少しでも知るように努力しています。
それは、かねてより「微生物は微生物によって制せられる」と言い続けている自説の証でもあるのです。
(創研) 2014年8月21日 17:28
汗の臭いの原因は?
電車で通勤する時に、異様な臭気に気分が悪くなってしまうことがあります。
身の周りをキョロキョロ見渡し、異様な悪臭の原因を探します。
ほとんどの原因は男性です。
耐えられない香水やオーデコロンの臭気もあります。
そうした香料や体臭が一種異様な複合臭となり、バスや電車内を不快にしているのです。
なぜ夏は不快な臭気が多いのでしょう?
「汗の臭いだろう」「不潔にしているからだろう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。それはそれで正しい面もあります。
人はそれぞれが臭気の閾値というものを持っています。(閾値とは臭気を感じるか否かのギリギリの臭気レベルを言います)
そして好ましいと思う臭気と不快に思う臭気は、人それぞれで異なります。
例えばヒト以外の動物の臭気を極めて不快に思う人と思わない人、どちらでもない人とさまざまです。
人の臭気についても同じです。そして無臭な人などこの世にいません。
では、電車やバスの中の悪臭をほとんどの人が不快に感じるのはなぜでしょう?
人は防衛本能を持っているからだと考えられます。
電車内の悪臭は「身の危険を感じる臭気」なのです。
ヒトの本能として「身の危険を感じる悪臭」とは何でしょう?
腐敗している臭気(腐敗臭)です。人も動物も死体は腐敗臭を放ちます。腐敗臭は「死」を連想させるのです。
人や動物の悪臭の原因は、皮膚に生棲している皮膚常在菌の腐敗臭です。
夏は汗も多く出るので、より常在菌が増殖し腐敗するのです。
なぜならば、常在菌の数や種類、皮膚から発露されるホルモン分泌物は人それぞれに違うからです。
これほど複雑な臭源の腐敗菌を消滅させるには、単なるシャンプーやボディソープは無力です。
過度な信頼は避けるのが賢明かと思います。
(創研) 2014年8月 7日 16:48