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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~ 2015年3月アーカイブ

西高会館(東京都杉並区)の外壁タイルと目地のバイオ洗浄を行いました

昭和35年2月に建設され、昭和62年に全面改築された西高会館は、約30年にわたり、真っ白なタイルがホコリやカビの胞子、NOx(窒素酸化物)などの大気汚染にさらされ、中性化あるいは酸化され、劣化が起こっていました。

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この度、耐震工事と大規模補修工事が行われ、弊社がタイルと目地のバイオクリネス洗浄を施工しました。

中性化、酸化した目地セメントは、施工後はアルカリ性になり、本来の強度が復元されました。







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外壁の油脂汚れやカビ汚れは、高圧洗浄ではほとんど除去されません。
市販されている「バイオ外壁用洗剤」と言われる洗浄剤も同様です。(近頃、「バイオ」と名のつく洗剤が増えましたが、微生物の名称を尋ねてもわからないのが一般的なようです。弊社の洗浄剤に使用する微生物は名称もわかっており、安全性試験も行っています)






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今回の施工で最も腐心し技術改良を行ったのは、タイルの木口(こぐち)の黒ずみ汚れの除去でした。
汚れが経年で積層し、硫酸塩や硝酸塩となり、硬くて手作業では除去できませんでした。
そこで、タイルを損耗することなく汚れのみを除去するために新規の微生物を試験的に使ったところ、これまでほとんど除去できなかったものが美しく復元できたのです。


SOKENバイオクリネス洗浄は、数種類の有用微生物を活用し、「不要なもののみ除去し、有効な状態で残存させる」技術を深め、また一歩前に進むことができました。
微生物を汚染物質の除去に活用し、環境を改善する事業をますます進化させていきたいと考えています。

外壁の施工実績もご覧ください




喫煙室のヤニ汚れとタバコ臭を取り除く効果的な方法―バイオクリネス洗浄

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愛煙家でさえも「臭い」というほど汚れた喫煙室は、「健康増進法」の目指すところとは程遠い環境にあります。

タバコは煙を吸引することで、肺の毛細血管からニコチンやホルムアルデヒドを急激に血中に取り込んでしまいます。
タバコの副流煙にはヤニが含まれ、天井、壁、床、洋服などに付着します。

室内のヤニ汚れやタバコ臭を取ろうとして、高額なエアクリーナーを設置している喫煙室をよく見かけますが、効果のほどはわかりません。先日、臭気対策セミナーに出席した際、ある研究者の方が「室内循環型エアクリーナーではタバコの臭いはとれない」とおっしゃっていました。

効果のない室内循環型エアクリーナーを取り付けるより、室内のヤニや臭いを室外に放出する大きな窓を取付ける方が効果があります。(但し近隣から苦情があった場合、この方法はアウトです。)
大きな窓の設置が無理であれば、弊社のバイオクリネス洗浄で室内の天井、壁、床、器具をきれいにクリーニングし、定期的にメンテナンスすることをお勧めします。

弊社は、タバコのヤニや臭いの除去の実績が数多くあります。

タバコのヤニ汚れと臭いの除去事例を「施工実績」でご紹介していますのでご覧ください。


「臭気対策セミナー」に出席しました

先日、「臭気対策セミナー」に出席して、最新の技術を勉強してきました。
セミナーの主催は公益社団法人におい・かおり環境協会で、私も会員です。
「臭いとは何か」「臭気の物理的消滅法」「化学的消滅法」「生物学的消滅法」などを中心にいくつかの会社のシステムや機器が紹介されました。

「悪臭」は生活環境の中でも大きな問題であり対策が急がれるところですが、「臭気」という特性から極めて対応は困難であることが改めて確認されました。
高額な機器も展示されていましたが、実務上、なかなか十分な効果は期待できないように思われます。

「臭気」の特性は人びとが感じる「快・不快」で判断されるもので、悪臭の専門家や研究者が判断してもそれほど意味を持たないような気がします。
私は「生物学的脱臭法」と「化学的脱臭法」を用いて、それぞれの現場で対策を講じていますが、「大気汚染防止法」「悪臭防止法」に指定された物質を仮に消滅させることができたとしてもユーザーの意向に応えたことになるのかは、疑問の残るところです。

また現在の「三点比較式臭袋法」(嗅覚測定の公定法)は複雑で、使い勝手が悪いと言ってもよいくらいです。

環境省は、「簡易嗅覚測定法」は三点比較式臭袋法(公定法)と比較して使い勝手も良く公定法と変わりない測定ができると判断し推奨しています。
環境省 水・大気環境局大気環境課大気生活環境室発行の「簡易嗅覚測定法マニュアル~強度・確信度判定におい袋法~」には、「簡易嗅覚測定法は、公定法より簡便であるが実測調査や複数機関によるクロスチェックで、公定法との相関性が高いことから、最も実現可能性の高い簡易法であることが確認されている」と記載されています。


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創研は、簡易嗅覚測定法の指数を基準とし、悪臭のひとつであるタバコの臭いと汚れを取り除くべく日々奮闘努力し、それなりの成果と評価をいただいているところです。

創研の「生物学的脱臭」「化学的脱臭」がお役に立てるよう努力致します。
皆様のお役に立てれば幸いです。

調査依頼により無臭の空気作成中


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