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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~

外壁の洗浄について思うこと

外壁のバイオ洗浄は、本来持っている風合いを復元することが目的です。

日本のあちこちにさまざまな工法があるようです。それなりの有効性はあるのでしょう。

洗浄の科学で最も大切なことは、汚れは除去できても洗う対象を傷めない、損耗させないということで、鉄則みたいなものがあるわけです。洗浄によって物質本来の機能を回復させるという目的があります。

劇薬を使用したり表面にフッ素などコーティング剤を塗布すると、二度と元の物質の復元はできません。


なぜか同じように聞こえてしまう「ビニールクロスクリーニング」

私たち創研㈱及び全国のライセンス契約会社が行っているビニールクロス復元クリーニングは、創研が製造しているバイオ洗浄剤を使用し、カビ、悪臭、汚れを除去し、リンス効果としてしばらくの間、再汚、カビを抑止することができるというものです(特許)。

使用する洗浄剤は石けん水を基材としたもので自然消滅します。その安全性や有効性はこれまでの実績と経験の中で証明されています。

しかし、私たちとは全く違う方法、つまり塗装する方法、「何かを塗る」方法もあるようで、特約店(代理店)契約をする企業もあるようです。それぞれに何か訳あって契約されることなので私が関知することではないと思いますが、ビニールクロスや天井の吸音板が汚れたからといって何かを塗って汚れを隠してしまうというのは、科学的には良い評価は得られないと思うのです。

元来、ビニールクロスや吸音板は「表面仕上げ材」といわれ、「耐久消費材」「防炎加工材」です。機能性、美しい色や柄など微妙な風合いを求められるものですが、そんなことを一切無視して、汚れたらその上に何かを塗って汚れを隠してしまうという発想は非常に不思議です。

汚れたものに何かを塗ってしまったら、当たり前の話ですが張り替える時に剥がれなくなってしまいます。ビニールクロス、吸音板などの表面には、必ず(100%)カビが付着しています。そのカビの上からどんなものであれ「塗りつぶしたら」、カビはその中で大増殖することは確実(100%)です。バイオ洗浄で除去できない汚れがあれば、新規に張り替えることが最も安全な方法であると考えます。


ニッポン全国物産展(池袋サンシャインシティ)に行ってきました

IMG_0569.JPG当社とお取引をいただいている京都府の「京こんぶ 長岡京田なか」さんが出展されるとのことで、私も見学がてら行ってきました。

コンブにはすごい作用があるのです。コンブはマグネシウム(Mg)が豊富に含まれている健康促進食品です。人の骨は60%超がマグネシウムからできています。骨を強く丈夫にするには、Mgが欠かせません。

コンブにはカリウムも含まれています。ナトリウムとカリウムは人が生きていく上で絶対に必要な元素ですが、取りすぎもよくありません。ただ人は本能的にナトリウムを多く摂ろうとします。
ナトリウムイオンと塩素イオンが結合すると食塩になります。よく「塩分の取りすぎに注意」と言いますが、それは高血圧予防のためです。余分なナトリウムを体外に出すためにはカリウムを含んだコンブを適当に食べることです。

海洋の生物にはまだまだ未知なる機能を持った食品が星の数ほどあると思います。
最近の微生物の研究も海へ海へと向かって進んでいます。
海洋にもまだまだ未知な微生物が棲んでいることでしょう。

お店の店長さんもスタッフの皆様も若々しくスリムでご健康そのものでした。コンブの効果絶大ですね。
「京こんぶ 長岡京田なか」さんのご繁栄をお祈りいたします。

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最近、購入した本の話

『細菌が世界を支配する』 アン・マクズラック著 白揚社 ¥2,520

 

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       この本は、少しややこしいかもしれませんが、微生物を研究している人ばかりでなく、一般の方にも興味を持っていただけるような本です。

微生物とは人の目に見えない生物ですから、日常の生活の中ではあまり気にかけることはありません。ところが微生物は、人の身体の表面にも内にも共生し、その数は100兆個とも1000兆個ともいわれています。

微生物(バイオ)は40億年前から私たちの地球に棲みついている大先輩です。人類はたかだか600万年前~700万年前に誕生しています。人は微生物(バイオ)と無縁では生きられないのです。

地球上でいちばん多い生物は微生物(バイオ)で、天文学的数字です。

微生物(バイオ)は、ペスト、マラリア、ジフテリア、コレラ、結核、ハンセン病、腸チフス、悪性病原菌による食中毒、インフルエンザなど、病気の源を連想するのが普通です。しかし実は、悪い微生物(バイオ)は地球上に存在する天文学的種類と数量のほんの一部に過ぎません。

微生物は、現在の地球と人の健康を保全していてくれるものが大半です。人の生命の営みに欠くことができないのが微生物(バイオ)なのです。「微生物と共生する」=微生物の力を借りて人の環境衛生を保全するのが自然なことです。

微生物(バイオ)を「敵」として「殺して」しまおうなどと考えても所詮無駄なことで、かえって微生物(バイオ)に殺されるのは人の方であることは、長きにわたる人と微生物(バイオ)の戦い(ペスト、梅毒、レジオネラなど)を見ても明白です。こんなことが非常に興味深く書かれています。

私たちは微生物の特長を最大に活用して、安全で快適な地球を保全することを目標にしています。

お時間があればぜひ、ご一読をお勧めいたします。

 


最近の施工現場のこと

10月下旬から、西日本のマンション大規模補修工事(外壁のタイル洗浄やステンレス・アルミのバイオ洗浄の仕事)で出張が多い日が続いています。

①外壁は高圧洗浄しない ②劇物は使用しない

従って弊社の工法は、外壁を傷めることもなく安全にカビも防止できることが評価されご発注をいただいております。

当社のライセンス契約会社のご協力をいただいて工事もいよいよ最終局面となり、来週前半には完了の見込みです。

併せて東京では、公共集合住宅の室内のカビ除去とカビ抑止などの衛生管理を、危険なカビ取り剤の次亜塩素酸ナトリウムを使用することなく、バイオテクノロジー技術でおこなっています。

「カビ」「悪臭」「特殊な汚れ」は、危険な合成洗剤を使うことなく安全で自然をこわさないバイオテクノロジー技術で処理することができることを、私は強く訴え続けて参りたいと考えます。


外壁のタイルバイオ洗浄                       ステンレス・アルミバイオ洗浄

「高松市 桜町マンション」                      「岡山市 両備グレイスマンション原尾島北館」 

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過酸化水素水の高濃度液でビニールクロスを洗う?

最近、私的に驚いたできごとです。

ビニールクロス(壁や天井)を過酸化水素水濃度3035%で洗浄して、汚れを取って衛生的にできるという話です。

これはまさしく取扱い方法を誤ると、生命を失う「危険」がいっぱいの話です。

過酸化水素水を室内に塗布すると、空気中にミスト発生が起こることで多くの反応が起こり火災や爆発につながることがあります。火災や爆発は、加湿によって起こることもあります。人の眼精粘膜損傷(かすみ眼、失明)や皮膚の熱傷、癌因子(動物実験で1ppm以上使用すると発ガンが確認されています)の危険性もあります。環境中に放出してはならないのです。

過酸化水素水を使用するにあたっては、呼吸用保護具、安全ゴーグル、保護手袋で予防しなければなりません。

過酸化水素水を壁や天井のビニールクロスクリーニング用洗剤として販売しているメーカーさんの化学的常識、またそれを使って洗浄しようとする業者さんの化学的常識を私は理解できません。安全だと主張するのであれば、まずご自宅を自分でクリーニングしてから他人に勧めてはいかがでしょうか?

過酸化水素はオゾンに次ぐ酸化剤ですから、酸化によってビニールクロスは黄褐色になりボロボロに劣化してしまうのではないでしょうか?

化学物質はとても便利なものですが、その裏には大きな危険という「落とし穴」があるのです。

 


プロのお掃除とは見えない汚れを落とすこと

「たかがお掃除、されどお掃除」です。

自宅を「お掃除」するのと、お金をいただいてお客様のさまざまなご依頼に応えるお掃除は本当に違います。ビジネスとなればさまざまなことがあります。                     

目に見える汚れやホコリを落とすことは一般的な「お掃除」ですが、実は、目に見える汚れを「お掃除」するだけでは清潔で安全・安心な住環境、衛生的な住環境はできません。

目に見える汚れやホコリのお掃除にプラスして、目に見えないカビ、細菌、悪臭源なども除去するのが、「プロのお掃除」だと考えます。お客様からのさまざまなご要望に対し、カビ、細菌などを測定する機器を使い、培養スキルなどの確かな技術で対応できるのがプロだと考え、努めています。

 


最近目にする「カビ退治方法」について思うこと

秋はカビ退治に最適な季節ということで、カビ対策に関する情報をよく目にします。

家全体のカビをなくすことは無理です。

カビは、屋外から入ってきて、胞子は目に見えません。
カビは微生物(細菌)で生きています。彼らも生きていくことに必死で、何とか子孫を残さなくてはいけません。
細菌は40億年前から地球に存在している生き物ですから、そんなに簡単に人間にやられるわけがありません。
エタノール(消毒用濃度75%以上)や塩化ベンザルコニウムで室内のカビは退治できません。
漂白剤(カビ除去剤)で黒いカビの色素は漂白できても、カビは死滅しません。

風通しをよくして湿度を下げることも有効だと思いますが、湿度を下げる工夫をしても、乾燥したところが好きなカビが増えてしまいます。

カビ退治の基本は、室内全体のおそうじだと考えます。

目に見える汚れをお掃除するのもお掃除ですが、+αして目に見えない汚れ(細菌、病原菌)そして臭いまで除去するバイオクリーニングは、カビ対策に有効です。

菌は菌をもって制す!

ご相談をお待ちしています。



科学技術館の「環境放射能除染、廃棄物処理国際展」に行ってきました

今日は、午後から東京の科学技術館で「環境放射能除染、廃棄物処理国際展」を見学してきました。

放射能測定器、分析器、土壌・草木・家屋などの高圧洗浄機、表土の削り取り機、大型の掘削機、そして遮蔽するための工法やその材料などを展示していました。

環境省の除染の長期的な目標は「追加被曝線量1ミリシーベルト/年」だそうです。具体的な空間線量率の目標は0.23マイクロシーベルト/時間だそうですから、東京(杉並)と比較してかなり高い数値です。

環境省は除染の定義を、「放射線量の高い表土、枝葉、落葉などを取り除いて、高圧の水で洗浄することで、人から遠ざける、または土やコンクリートで囲んで遮ること」としています。そして放射線量の高いものを福島から県外の最終処分施設へ搬出することで最終処理をするというものです。

はて・・・。みなさんは何か「おかしい」とお考えになりませんか?放射性物質を現位置で消滅させる方法はないのでしょうか?

今日の展示会へ出展していた大手ゼネコンを含めて皆無でした。

 


濱谷明夫先生の美術作品

                    

経団連会館に装飾された「純白」の芸術品を、バイオレメディエーション応用技術によりクリーニングしました。

濱谷明夫先生の作品は、今回で3作目です。

「純白」が灰色(グレー)に汚れてしまうのを放置すると、純白に光り輝く優雅で美しい風合いは失われます。なぜ「純白」が「グレー」に汚れてしまうのか?室内の空気汚染と風の流れ、風向きによってカビの胞子、ダストなどが付着してしまうからです。

髙い天井付近から吊り下げられた作品は、優雅で風の流れによって日光を受けてキラキラと光り輝きますが、残念ながら日常のお掃除はできません。定期的に高所用の足場を立て、特殊溶剤でクリーニングする以外に純白の美しさは保全されません。

せっかくの芸術品ですから、お手入れを疎かにせず、定期的なお手入れにより美しさをいつまでも保全されることをお勧めしています。


                   







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