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SOKEN社長ブログ ~社長の独り言~

洗浄科学の限界

物事には、あらゆるものに限度、限界というものがありますが、洗浄による復元にも限界があります。古くなったもの、汚れたものなどを洗浄しても、新品に戻ることはありません。

よく「おそうじのプロはどんな汚れでも落とします」という広告を見かけます。しかし、残念ながら、すべての汚れを落とすことはできません。その訳を話すと長くなるのでここではやめることにしますが、結論はそうです。

洗浄科学の基本的な考え方は、「本来の機能を回復して再び役に立つようにする」というものです。

例えば、レンジフードの汚れをそのままにしておくと、吸い込みが悪くなって室内の空気が汚れる。さらに電気料金が高くなる。レンジフードの寿命も短くなってしまう。そしてお取り替えで出費も増えるなど良いことはありません。

しかし、洗浄すればそうした問題は解決し、レンジフード本来の機能が回復し引き続き快適に使用できるようになるわけです。レンジフードの素材を極力損傷させることなく、機能を回復させるもっとも簡単な方法は洗浄することです。

しかし、洗浄しても元の新品に戻ることはありません。「永久汚れ」といわれる素材の劣化の原因による汚れは絶対に落とすことができません。

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あらゆるものがクリーニングの対象です。




芸術工芸品の洗浄について

緞帳やタペストリーは洗うと縮むのが常識です。カーテンなどもそうです。「ハウスクリーニング」の業者に依頼しても難しいと思います。

こうした芸術工芸品などには、特別な洗浄方法があります。それには、素材学や洗浄科学などの基礎知識が必要です。

弊社にご相談いただいた時は、すでに「ハウスクリーニング業者」「お掃除業者」がクリーニングをした結果、色あせ、縮み、黄色劣化、退色などさまざまなトラブルが起こっており、ほとんどは「時すでに遅し」という状態で、あまりにも残念です。対処のしようがありません。

ヨーロッパなど古い建造物の壁画や石材、塗り物などの「洗浄による復元」は、専門家(「修復士」等)がいて、その方々によって洗浄復元されています。

お客様は、どこに任せるかを正しく判断することが大切だと思います。


ホームレメディで犬を洗ったら・・・

「犬が皮膚病で可哀そうだったので『バイオ石けん水』なら犬も洗えるだろうということで洗ってみたところ、皮膚病も治り、気になる臭いも消えた」という話をお客様からお聞きしました。そんな使い道もあるのかと、開発者の小生としては感心しております。

基本的には石けん水ですから、何を洗っても支障はないのですが、「獣医に支払う診療費がかからず助かった」と喜んでいただけて良かったです。

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なお、動物用のソープも一定数まとまればご用意できますのでお問い合わせください。



ただいま試験中!SOKENの除染薬

シーベルト、ベクレルが比較的高濃度の東北地方のある地区で、当社が開発した放射性物質類の逓減効果剤を噴霧する計画があり、現在試験中です。実施前と10日後くらいを中心に精密機器で数値を測定しています。

結果をお楽しみに!

除染薬の主成分や含有量はまだ公表できませんが、自然環境を破壊するような物質は含まれておりません。

 


企業所有の軽井沢ゲストハウスの定期ケアに行ってきました

毎年2回、定期的にバイオ洗浄の依頼を受けて出かけています。片道3時間ほどの道のりです。

バイオ洗浄はシルク張りの椅子、ウールのカーペットなど多種にわたって行っています。今回は、部分的に脱色してしまったシャギーカーペットの染色も行い、うまく染色することができました。またワインなどのシミも当社の洗浄剤で美しく抜くことができます。失敗は高額な弁償につながるだけに、洗浄剤の選定、工法の選定には気を使います。

軽井沢は涼しいところで、さわやかな自然の中で仕事をした一日でした。


今頃オゾンで脱臭???

昨日は驚きました。

とある研究所に行ってきました。全国にサービス網を持つ大手住宅管理会社です。そこで、弊社の脱臭、防カビのバイオシステムの営業をしました。

そこでは未だに脱臭にオゾンを使っているようなのです。いったい誰に「だまされているのか」と思ってしまいました。

今やこの業界に限らず、誰でも知る常識、それは①「オゾンの環境脱臭効果はない」こと、②「有効濃度0.1ppm以上のオゾンガスには強い毒性があり、動物実験で発がん性も指摘されている」ことです。

人の健康も環境もどうなってもかまわないと言うなら、どんな方法もありかもしれませんが、いざ事故が発生したときに対応できないようなことは避けるべきではないでしょうか?

私は、このようなエビデンスに基づき、脱臭にオゾンを使用するのは、今すぐにでも中止すべきだと思います。

 


ハトの糞の処理はバイオセーフティの知識が必要です

13階建ての集合住宅の外壁の窓際にハトの糞が積もり衛生上問題があるということで、殺菌洗浄処理の依頼を受けました。

ハトやつぐみの糞に含まれるカビは、肺から脳へ血液を通して入りこんで脳内で増殖し、中枢神経を侵します。「クリプトコッカス症」という大変恐ろしい病気で発症から2~3日で死亡します。簡単に考え処理すると思いもかけない大惨事(死亡)になりかねません。

当社は、バイオテクノロジーのノウハウを中心とした業務を行っておりますので、WHO勧告による人獣共通感染症対策の指針に基づき、防護服を着用して殺菌(当社オリジナルのバイオ殺菌剤使用)を行いました。

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          除去前                              除去後(この後、洗浄します)



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生物災害安全対策(バイオセーフティ)として、防護服を着用し、集めた鳥の糞や使用後の防護服は「オートクレーブ用廃棄バッグ」で処理します。





70歳の勇姿(㈱アサヒプランニング 代表取締役 小田氏)

過日、当社のライセンス契約のための研修会にご出席されたアサヒプランニングの代表取締役 小田氏は、70歳にして未知のバイオの世界を3日間、朝から晩まで勉強されました。

最終日には、技士認定試験で80%以上の正解をされたことに、私は感動しました。事業は年齢にあらず。常に新しいものを求め、探求されるその勇姿に後達の私は余りある感銘を受けました。

私もこれから益々、バイオレメディエーションの技術を研究し、皆様のお役に立てればと決心した次第です。

 


岡山から瀬戸大橋を渡ってきました

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岡山から瀬戸大橋を渡ってきました。

島から島へかけた橋は、海の藍色とのコントラストで美しい曲線美でした。








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しかし、海から吹きつける風は塩分を含んでいるため、セメント部も鉄部も錆が露出しており、メンテナンスはさぞかし苦労するだろうと感じました。

建診協のセミナーに参加しました

岡山へ行ってきました。

今回は、建物診断設計事業協同組合(建診協)のセミナーが岡山で行われるとのお誘いを受け、勉強してきました。

マンションは、戸建住宅と比較して維持費が安いというのも大きな特長ですが、その維持や補修のやり方にも実にさまざまな方法があって、一概にこれがベストというものはないと私は思っています。外壁や給水排水管などは必ず経年劣化があるわけで、適格な診断とメンテナンスについてアドバイスしてくれるコンサルタントの選定がとても大切です。

私は建物の壊し屋「カビ」を相手にしています。建築屋さんと私の考え方は違いますが、目ざすところは安心で快適なマンションライフです。

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「ワンランク上のマンション改修を!」というテーマで開催され、建診協 中国支部 難波久嗣氏の講演「失敗しない大規模修繕のポイント」など拝聴しました。


 


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